基本理念

「ねこの手」は、障害者の生活は障害者自身が中心になって支えていく事を目指し、中野区の障害者達とそれを支える人達の協働によって設立されたNPO団体です。

「ねこの手」は、障害のある無しに関わらず、人が1人の人間として、同じ地域の中でお互いに助け合い、学びあい、尊重しながら、楽しく生活できる社会を築ければと考えています。

「ねこの手」に集まる人全てが、それぞれの個性を十分に発揮しながら、利用者が地域社会の中での自立した生活を安心して送れるように、各々の希望に応じたお手伝いを行うことを目指します。

1.利用者が自分らしく生きるため、生活を可能な限り利用者の意志にあわせて作り上げていく自己決定のお手伝 いをします。利用者・介助者・「ねこの手」で話し合いながら、利用者の意志を最大限に尊重し、利用者が地域の中で生き生きと生活していけるお手伝いをします。

2.主な事業である「訪問介護事業」のみに留まらず、利用者の生活に関する様々な相談・支援活動を利用者の状況に応じて行います。

3.介助者の生活の安定や権利の保護について、最大限の配慮を行います。利用者へ最大限の配慮をすることにより、介助者の過度な負担にならないように致します。また、可能な限り介助者への待遇をより良くする事を目指します。利用者の生活の安定には介助者の生活の安定は欠かせません。ですから、両者の生活の安定を目指します。

特定非営利活動法人ねこの手

沿革

法人設立の流れ
中野区で全身性障害者介護人派遣制度を利用し生活をしていた障害当事者が中心となり活動。支援費制度施行を機に、障害のある人達が地域で安心して生活することを目指して、ヘルパー派遣事業や自立生活支援活動等を行うためにNPO法人を設立する。

1988年   
中野ハンディキャブの会を設立し、福祉車両による移送サービスを実施
  
2003年   
特定非営利活動法人ねこの手/介護派遣事業所アシストセンターねこの手を設立 自費でのヘルパー派遣事業も行う

2005年 
中野区の助成で、ヘルパー養成事業として、第1回「日常生活支援講習会」開催
※現在は、「重度訪問介護従業者養成講座」として毎年1~2回程度開催。
 
2006年   
自立支援法の施行に伴い、中野区/新宿区/渋谷区/杉並区/練馬区と地域生活支援事業の移動支援事業実施の協定を交わす(現行、渋谷区、練馬区を除き、文京区が加わり、4区で活動中)
 
2012年   
痰吸引等事業者登録・高齢障害者への支援として、介護保険事業実施   
     
2018年   
中野ハンディキャブ事業終了 
   
2020年 
知的障害(軽度)を持つ男性向けのグループホームを中野区内に開設 

その他  IL事業(障害者自立支援活動)、機関紙発行、地域活動として交流会・講演会や音楽会・料理会を開催